猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

2020-01-01から1年間の記事一覧

マラッカのレッドハウス前

第37話 マラッカのレッドハウス前 マラッカ セントラル バスターミナルの17番のバス乗り場から僕はバスに乗り込んだ バスは地元の方たちが多かった。どうやら観光客は僕だけらしい。 観光客は 皆タクシーで移動するのだろう。 これまた地元の方らしい バ…

魔王のバス

第36話 魔王のバス 遠くで ピコーん♪ ピコーん♪ピコーん♪ と何かがリズミカルに聴こえる。。 何かを忘れている気がする。。 だけど心地よい。。 もういいのでは無いか。。 何も考えず……。 この心地よさに身を全て任せれば。。 。。。?! ?!?!?!?!…

太陽の地 マラッカへ

第35話 太陽の地 マラッカへ いまさらだが、僕の旅の計画には当初、 "マレーシア" と言う国は存在しなかった。 僕は、元々マレーシアに行くつもりは無かったのだ。 たまたま従姉妹が 「マレーシアから旅を始めてくれたら 7年ぶりに会えるよ!」 と言って…

僕の見た 二つの島

第34話 僕の見た 二つの島 マレーシアの北側にある2つのリゾートアイランド ペナン島とランカウイ島 ペナン島は本当に 世界的に認められた観光地という印象だった。 何というか、洗練された観光都市だった。 中華系のマレーシア人が多いらしい。 バスでど…

アンダー ウォーターワールド

第33話 アンダー ウォーターワールド ランカウイ島はとても暮らしやすく、生活費も安い。ビーチもすぐ側で、格安でリゾートを楽しめる。 だが、ここではタクシー代は 宿代より高い… ここランカウイでは、レンタルバイクを借りないと、移動がタクシーになり…

ビフタンネンなドイツ人

第32話 ビフタンネンなドイツ人 国籍を問わず自分勝手な奴はいるものだ。。 それは、急に two peace house hostel が満床になった日。 ドイツから大学生らしい、卒業旅行の6人が、男子3・女子3の比率でやってきた。 リーダー格らしい男が 顔も態度もデカ…

魂が震える経験

第31話 魂が震える経験 カヤックツアーから帰って来ると。 ベッドに座った瞬間。 守り石にしていた ブラックオニキスのパワーストーンのブレスレットの紐がちぎれて、散らばった。。 マングローブの海水に紐がやられたのか。 それとも危険から僕を守って身…

レッツ・マングローブ

第30話 レッツ・マングローブ 出会いとは偶然であり、必然なのだろうか。 それは不思議な1日だった。 いよいよカヤックツアーに行こうという日の朝 僕は地元の人や観光客で賑わう食堂に 「モーニング」を食べに来ていた。 地元のその食堂は、基本はマレー…

恥じらいと 世界の広さ

第29話 恥じらいと 世界の広さ 男女混合ドミトリーにいる女性は逞しい。 共同のシャワールームから部屋へ戻るのも バスタオル一枚で ヘロー ( ͡° ͜ʖ ͡°) と手を振りながら笑顔で通り過ぎていく。 最初はびっくりしたが、 恥じらいなどなく普通にしているの…

免税の島 本領発揮!

第28話 免税の島 本領発揮! 宿に帰ると夕方になろうとしていた。 タクシーから降りると、 ブルハムは 一旦大部屋に戻る と言うので、後で又会おうと約束をし、僕はgoogleマップで 大通りを挟んだ すぐ近くのビーチに向かう事にした。 もちろん夕日を見る…

外国の若者を知り 己も知る

第27話 外国の若者を知り 己も知る これから山に行こう! というプランに彼はすぐに同意してくれた。 ブルハムに話すと 「是非行こう!」となり。 僕たちはおじさんのタクシーに乗り込み ケーブルカーのある麓まで向かった。 さっき会ったばかりだが、なぜ…

綺麗好きの女主人

第26話 綺麗好きの女主人 予約していた宿に昼過ぎ 無事到着した 魔窟で懲りていたはずの僕が なぜまた600円代の宿を予約したのか?? それは僕の新しい挑戦と関係していた。 旅に少し慣れてきていた僕は スマートフォンの万能性に驚愕していた。 宿の値…

ランカウイ島 上陸

第25話 ランカウイ島 上陸 フェリー乗り場を降りると 小さな空港という感じの "ターミナル感" のある施設に出た。 降りるとすぐに 原チャリ貸すよ!安いよー! と ラミネートしたチラシを見せられ 声をかけられる。 原チャリに乗る気は無いのでスルーして…

空飛ぶフェリー

第24話 空飛ぶフェリー いよいよ今日はランカウイ島へ行く 昨日買っておいた チケットの時間通りに僕は 朝早く 高速フェリー乗り場へ向かった。 僕は "高速フェリー" と書いてあったので 勝手に "結構いい船" だと勘違いしていた。 乗り場からは "豪華客船…

ペナン島 満喫?!

第23話 ペナン島 満喫?! 宿に帰るとすでに7時半だった!? 宿のフロント前の共用スペースでは。。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!! と市川さんから とてつもないオーラが出ていた 髪を切って短くなっているはずなのだが。。 逆立っている?…

旅立つ人あり 残る人あり

第22話 旅立つ人あり 残る人あり 目が少し覚めても僕はまだ "夢現つ" だった 昨日、宮下さんと また宿のフロントで盛り上がり過ぎた僕は "お見送りをしよう" と思っていたのだが どうしても起きれなかった。 隣で出発の準備をしているのは 気配で わかって…

いざ豪華な航海へ

第21話 いざ豪華な航海へ まだ夕陽になりかけで明るい 往復して島に戻ってくるので 帰りの便では "綺麗な夕陽になっているはずだ! " と予想し(しかも帰りは西に向かって進む!) 2人でフェリーに乗り込んだ。 「50セント!」 とカッコよく言ったが な…

豪華な航海

第20話 豪華な航海 ふと目が覚めると 宮下さんは隣から いなくなっていた。。 目の前の砂浜をみると 砂浜にかがみ込んで 何か書いているようだ。 それをチェアに横たわりながら眺めていた。 うーん。平和だ。。 と思わず僕は呟いた。 わさわさ いそいそ 楽…

高級リゾート

第19話 高級リゾート ペナン2日目の朝 昨日お会いした女性は、宮下さんと言って 四国出身の方だった。 2人で、今日は海に入ろうと、水着を中に着込んでから 有名な バトゥ フェリンギ という "ビーチ" へ行く事にした。 結局9時過ぎまで寝てしまっていて …

ペナンであった日本人

第18話 ペナンであった日本人 無事に着いた3つ目の宿 テンションMAXの宿の女性は 早速僕以外の日本人の2人目を紹介してくれた。 フロントで紹介された2人目は さっき見かけた女性だった。 30歳くらいの、下がお洒落な半ズボンで 上がキャミソールの涼しげ…

いざペナン!

第17話 いざペナン! ついにペナンに降り立つ時が来た!! 波止場に着き 一斉に降りていく人について降りていく まだ十分明るいフェリー乗り場には、お菓子やおみやげ、サンダルなどを売る屋台のような小さい商店が並んでいた。 そこを過ぎるとすぐバスタ…

さらば魔窟よ さらばKL

第16話 さらば魔窟よ さらばKL ついに魔窟からの脱出の時がやってきた。 結局日本人には1人も出会えなかった。。が なんだかんだ言って生まれて初めてのドミトリー。 色々な人に会い結構思い入れはある。 だが 此処にこのままいたら ダークサイドに落ち、…

僕の見た クアラルンプール

第15話 僕の見た クアラルンプール 最初に見た外国の情景は強烈である。 僕にとって、マレーシアで印象に残っている風景は ”茶灰色の泥の河” である。 それは、列車の中からも飛行機の窓から見てもずっとそうだった。 首都 クアラルンプールは Kuala Lumpu…

旅の連鎖

第14話 旅の連鎖 ついにペナンへ 僕はペナン島に行くことにした。魔窟はあと一泊予約していたが、キャンセルし旅立つことにしたのだ。 Booking.comで予約していた為、宿のスタッフにそちらでキャンセルをしてくれないと返金できないと言われたので アプリ…

僕と旅と神様

第13話 僕と旅と神様 僕の旅のスタイルは、基本その街に最低3泊4日はし、ゆっくりその街を見ながら移動するものだった。 "行きたいなぁ" と思っている場所には 行きたいと思ったときに向かう。 もうこの街は充分かな?と思ったら。 よし!! っと advance …

魔窟より母上様へ

第12話 魔窟より母上様へ 拝啓 母上様 お母様 ご心配をおかけしております。 僕が初めての海外に出て、1週間が経とうとしています。 お母さんは "魔窟" というものをご存知ですか? 僕は今 "魔窟" に泊まっております。 クアラルンプールのパサール•セニ駅…

アロー通りとブキビンタン

第11話 アロー通りとブキビンタン マレーシアのクアラルンプール クアラルンプールは、僕が思ってるよりずっと都会だった。 とにかく高層ビルだらけ!建設バブル真っ盛りで、僕らの年代が体験していない バブル期だと感じた クアラルンプールで一番の繁華…

魔窟へ

第10話 魔窟へ ついに私は人生初のドミトリー体験をすべく パサール・セニ駅へ向かった ドミトリーとは、ひとつの部屋に大体2段ベットが4つか、3つ置いてあり、ベッドの数だけ知らない人と相部屋になる。その分一泊の料金が安いのである このシステムが…

とことこいとこ

第9話 とことこいとこ 空港での食事で、お腹を壊さなかった僕は、ただ運が良かっただけなのか? それとも、案外僕は"丈夫なのか"葛藤していた。海外で、全くお腹を壊さない人もいるからだ。(中にはガンジス川の水を飲んでも大丈夫な強者もいる) 念のため、…

純白のKLセントラル

第8話 純白のKLセントラル 暗い、陽の差し込まないホテルのバスルームで 熱めのシャワーを浴びながら、 僕は体育座りをしていた。。 ここは、クアラルンプールのKLセントラル駅の南側、少し、スラムのような、、危険な雰囲気のある通りにあるホテル。 人…