猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

天空で逢いましょう

第156話 天空で逢いましょう もう… だめかもしれない。。 あ、吐きそう。。 ビニール袋あったっけ?? グロッキーになっている僕を乗せたソンテオは順調に坂を登り、最後の方にやっと直線が多くなった。そのおかげで僕は、少し落ち着きを取り戻していた。…

天空の寺へと

第155話 天空の寺へと 今日は僕が勝手に「天空の寺」と名付けた、ドイステープ寺院にリベンジすることに決めていた。 だがまさか、あれ程登るとは思わなかった。。 途中までしか登れなかったが、 日光の「いろは坂」×6 くらいの長さの体感であった。 し…

坂を降る時

第154話 坂を降る時 永遠に続くかと思われた奈落の様な下り坂も、ようやく終わりのようだった。。 行きに見たサファリパークのような動物園の入り口が見えてきたからだ。 ここをもう少し降れば、そこは街である。 そこから50メートル程緩い坂を降ると、…

いろはにほへとちりぬるを坂

第153話 いろはにほへとちりぬるを坂 タイ在住の日本人と別れた後、僕は仮眠をしに宿に戻ってきた。 自転車を盗まれない様に、玄関近くの、頑丈な柱に括り付け、シャワーを浴びてから、自分のベッドに潜り込んだ。 そして、3時間ほど寝て起きた僕は、だ…

タイに住む日本人

第152話 タイに住む日本人 相変わらずの、高額なデポジット料金は人質に取られるが、自転車自体は一日借りても、ここチェンマイは大した値段ではなかった。 ママチャリよりかなり良い、クロスバイクを借りる事にした。 自転車を装備した僕は、街を散策し…

グランマのお店

第151話 グランマのお店 お腹の治療薬を手に入れた僕は早速、食堂を探していた。 「薬は食後に飲め」という事だったので、まずは食事である。 安くてうまそうな地元の安食堂が理想だ。 そして何より、ビールも安いに越したことはない 笑 宿の近くのこじん…

チェンマイでの生活が始まる。

第150話 チェンマイでの生活が始まる。 クーラーの効いている宿はやはり快適だ。 その事は寝台車でも感じていた。 バンコクでクーラーの無い部屋にいた僕は、夜は涼しく寝れる様になっていたとはいえ、日中に部屋でのんびりしたくても、暑くていられない…

ついに宿のスタッフになる。

第149話 ついに宿のスタッフになる。 この宿は大当たりである。 宿の主人マイクにはあまりやる気を感じないが、モーニングの時間でなくても、常備されてるパンや、お菓子、カップラーメン等の食べ物を食べようが、気にしないし、融通が効く。 ベッドもし…

なにか落ち着く 古都チェンマイ。

第148話 なにか落ち着く 古都チェンマイ 汗だくになりながら、途中、タクシーに乗らなかった事を何度も後悔しながらも、街並みを眺めながら僕は、チェンマイを歩いていた。 かなり歩く事になったが、初めての街は歩いていると楽しくはある。 25分程歩い…

チェンマイの朝

第147話 チェンマイの朝 色々とあったが、無事ベッドで就寝出来た僕は、ホッとして眠りについていた。 車掌さんが言った通り、午後8時を過ぎるとポロシャツの制服を着た、ベッドメイキングスタッフがやってきた。 車両後部から入ってきた彼は早速、一番…

僕が見た タイ バンコク

第146話 僕が見た タイ バンコク 2017年に訪れた、初めてのタイ バンコクは優しく刺激的な町だった。 仏教国のタイは、バンコクという大都会でも皆穏やかで、柔らかさを保って生きているように感じた。 バンコクは都会なので、もっと殺伐としているの…

世にも奇妙な寝台車

第145話 世にも奇妙な寝台車 フアランポーン駅に早めに着いた僕は、時間を潰す為に、駅近くの小さな飲み屋に入っていた。 チェンマイ行きの寝台列車の出発までは、あと一時間以上ある。 駅にすぐ戻れる小さなお店で、僕は寝つきを良くする為に、アルコー…

ボーイ ミーツ ガール

第144話 ボーイ ミーツ ガール 陽気なインド人による「世界運び屋育成計画」から解放された僕は、いったん宿に戻っていた。 意外とドキドキしていた僕は、宿に戻って一刻も早く日本人に会って安心し、あわよくば今の話を聞いてもらい、心を落ち着けたかっ…

「君、〇〇屋にならないか?」

第143話 「君、〇〇屋にならないか?」 夜は意外と涼しいのか。。それとも身体が慣れたのか? 昨日もクーラーなしの部屋で、僕はぐっすり眠れていた。 朝早く起きた僕は、シャワーを浴び、朝の散歩に出かけた。 いつもの犬の少ない通りを通っていると、イ…

入国拒否のリリーさん。

第142話 入国拒否のリリーさん。 ツアーバスはまだ日の残る、夕方のカオサンロードに戻ってきた。 僕らは挨拶を交わして、それぞれに散っていった。 僕はその足で、例の日本人ツアー会社に向かっていた。もちろん文句を言う為にだ!! …というのは冗談で…

乗り乗りツアー 最後はお墓参り?

第141話 乗り乗りツアー 最後はお墓参り? 象へのライドを満喫した僕らツアーメンバーは皆、心なしか童心に戻った様な良い顔をしていた。 象から帰ってきた僕たちは、お互いに撮り合っていた写真を交換する事にしていた。 象に乗ってる最中に僕は、写真を…

象に乗った壮年と少年

第140話 象に乗った壮年と少年 まさか象さんに乗れるなどとは思っていなかった僕は、本当にこれが現実なのか?とさえ思っていた。 タイにあまり詳しくない僕は、ゾウといえばインドかアフリカ、という風に、全く象に対する知識がなかった。 なので、タイ…

聴き流し者に訪れる ライドオンタイム

第139話 聴き流し者に訪れる ライドオンタイム よくよく考えたら、僕はこのツアーの事あまり解っていなかった。 ツアーを勧めてくれた日本人店長さんの話を、僕はあまりちゃんと聞いていなかったみたいだ。。 最初にツアーを紹介された時、僕は舞い上がっ…

戦争の傷痕

第138話 戦争の傷痕 カンチャナブリーの有名な橋は、僕の記憶の中の映画では、爆破されていたはずだった。 だが実際には架け直したのか、立派な鉄橋が川に架かっていた。 現地に着くと、そこには地元のガイドが待っていた。 運転手と仲良く喋り、バトンタ…

空飛ぶワゴン

第137話 空飛ぶワゴン ツアーバスを待つ僕のアタマには、真矢みきさんの声がリフレインしていた。 「 …あきらめないで。 」 そんな僕は、しつこく 色々なワゴン車に話しかけていた。 しかし、その内に僕はある事を思いついた。 単純な事だった。 それは、…

戦場に架ける橋への試練

第136話 戦場に架ける橋への試練 朝、スッキリと目覚めた僕は、シャワーを浴びてから、早朝の気持ちのいいバンコクを ツアー会社へと向かっていた。 昨日、タクシーで寝てしまった僕は、宿の近くで運転手に起こされ、無事 部屋へと辿り着いていた。 そし…

はじめてのフアランポーン駅

第135話 はじめてのフアランポーン駅 アジアティークを満喫した僕は、いつの間にか水上バスの終電を逃していた。。 ぼくの腕時計は、夜の10:40を指している。 ここから宿へは、タクシーで帰っても1000円もあれば帰れるはずなのだが、当時の僕は…

カリプソる日本人

第134話 カリプソる日本人 アジアティークは、かなりの人気スポットだった。とにかく人もお店も多い! カオサンロードと全く違う賑わいではあるが、観光地としてはこちらが本道の様だ。 船着場横の広場を抜けると、お店が綺麗に整備され並んでいる。洋服…

バンコクの渡し

第133話 バンコクの渡し カリプソショーに向かうべく僕は、夕方のバンコクを、チャオプラヤー川へと 早足で向かっていた。 そんな僕は少しイラついていた。 実はこの少し前に、朝会ったドイツ人のエマさんと一悶着あったのだ。 今朝、僕がカリプソショー…

香港とストリートライブ

第132話 香港とストリートライブ 宿に帰る前に、マッサージで熟睡した僕はお腹が空いていた。。 宿に戻る道すがら、中華屋の様なお店を見つけた。店先では肉まんを売っている。 (おお、、中華だ。。美味そう。) 可愛らしい女性店員さんに、肉まんを一切…

カオサンにある 日本人ツアー会社

第131話 カオサンにある 日本人ツアー会社 朝の散歩は少しにして、宿に一旦戻った僕は、 昼のカオサンロードへと向かっていた。 僕は「カリプソショー」というレディーボーイ達のニューハーフショウを見に行きたかったのだ。ここのショウは、世界的に見て…

日本語しゃべりタイ ドイツ人

第130話 日本語しゃべりタイ ドイツ人 あ、暑い。。 あぁあ。。あつい。。 うーむ。うーん。。 あ、汗が… 止まらない。 僕は部屋が暑すぎてなかなか寝付けなかった。 窓を全開にし、扇風機をかけたがクソ暑い。 早くも「クーラーなしでも良い」 などと言…

伝説のカオサンロードへ

第129話 伝説のカオサンロードへ 煌びやかなネオン街の門で再び集結した僕たちは その後、何故か宿に帰って来ていた。。 歩いている途中で雨が降り出し、傘も持っていない僕たちは、メータータクシーを止めて、すぐに乗り込んだ。 そしてその雨は降り続け…

バンコク ジャパンビレッジ

第128話 バンコク ジャパンビレッジ ここの日本人宿はかなりの規模で 「ジャパンビレッジ」という言い方がしっくりくる。 それほどの日本人の多さだった。 ここはもう、ひとつの村である。 若者が多いこの村には、色々な旅人がいて面白い。 長期旅行者も…

バンコクの不思議なバス

第127話 バンコクの不思議なバス 前を向いて歩き出した僕は、すぐにオンヌット駅に着いた。 階段下で、今日も盲目の女性がカラオケを口パクで、歌っている。 彼女の側の缶に、そっと小銭を全て入れた。 この街への感謝も込めて、それが この街への僕なり…