猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

山岳少数民族ツアー編

日独伊泰米豪共同戦線?

第170話 日独伊泰米豪共同戦線? 哀しいゾウライドが終わり、僕たちは昼食をとっていた。 ゾウ園から少し離れたところに、木造りの立派なバンガローがあり、庭のテラスで食事をする。 ライスとグリーンカレー、鶏と野菜の炒め物が出てきた。炒め物は優し…

ゾウの悲哀と不思議な草

第169話 ゾウの悲哀と不思議な草 ドライバー兼ガイドの、シアンと共に僕らは沢沿いを山道を下って行く。 もう山道というより、ゆるやかな川沿いの小道である。 途中で小さな小屋の売店があった。一段上がった所に作られており、おばさん店主が、薄手の絨…

獣道に潜むモノ

第168話 獣道に潜むモノ ツアー2日目は、なぜか最初に、村の小学校を紹介してくれた。可愛い村の子供達が5、6人、体育座りをして迎えてくれる。 この山奥の小さな村に、小学校がある事に少し驚いた。 だが考えてみると、確かに小学生の子ども達に、毎…

時は来た! いぬをこえる。

第167話 時は来た! いぬをこえる。 朝起きると、意外とスッキリしていた。 昨日あれだけ飲んだ割には、酒も残っていなかった。不思議だ。 皆まだ寝ているようで、僕は朝の散歩をしようと玄関のドアを開け外に出た。 ドアのすぐ横の青いクーラーボックス…

満天の星とむら護る犬たち

第166話 満天の星とむら護る犬たち 夕陽と時間を共有したイッヌさん。それとなく仲良くなった彼に、途中まで先導してもらい、僕は宿へと帰ってきていた。 「途中まで」と言うのは、実は彼が何かを追いかけて、道中いなくなったからなのだ。 先を歩いてい…

夕陽よ今夜もありがとう

第165話 夕陽よ今夜もありがとう 食事は質素ながら美味しく、みんなあっという間に平らげていた。僕もお代わりしたが、大男のベンはご飯を3回もお代わりしていて、さすがだった 笑 食後は皆、思い思いに休憩し始めた。僕はまだ日があるうちに、散歩に出…

タイの「わが町」

第164話 タイの「わが町」 村の中を進んでいた僕らは、かなり大きなバンガロー風の、高層高床式とでも言うべき一軒家に辿り着いていた。 一度、細い土の道を下り家の真下に着く。見上げると、普通の二階建てより高い位置に家があった。 1.5階建て程の階…

ゆーあーすとろんぐタイウーマン

第163話 ゆーあーすとろんぐタイウーマン 合流した4人は、イギリス人の男性2人組と、ドイツ人女性一人、タイ人女性が一人と言う組み合わせであった。 男性2人組は、ヒゲモジャでガタイの良い男性が「ベン」といい、これまたヒゲで帽子にメガネの男性が…

ぼくの夏休みは飛び込みありで大変タイ編!

第162話 ぼくの夏休みは飛び込みありで大変タイ編! 飛込みの場所から真下を覗き込むと、結構な高さである。さすがに恐怖心が頭をもたげてきた。。 崖の横側の登りやすい岩場から、草や木を掴みながら登った僕たちは、崖の途中の少し開けている天然の飛込…

チェンマイの市場と植物園

第161話 チェンマイの市場と植物園 朝7時、昨日手続きしたツアー会社から時間通りに来たツアーバスに、僕は無事に乗れていた。 黒いバンにはカップルが一組乗っており、運転手はタイの若者で、陽気な男だった。 20代であろうカップルに挨拶をすると、…

泊まる場所が無いので、少数民族に泊めてもらう。

第160話 泊まる場所が無いので、少数民族に泊めてもらう。 僕はまとめて宿を予約しない。 こまめに延長するのだ。 そして、そんな僕を脅かす事件がついに起きた。 僕は新しい街に到着した初日だけ、街を知るために宿を吟味しとりあえず、2,3泊は予約を…