猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

恥じらいと 世界の広さ

 

男女混合ドミトリーにいる女性は逞しい。

 

共同のシャワールームから部屋へ戻るのも

バスタオル一枚で

 ヘロー ( ͡° ͜ʖ ͡°)

と手を振りながら笑顔で通り過ぎていく。

 

最初はびっくりしたが、

恥じらいなどなく普通にしているので

親戚か、姉兄妹のように別に何も感じない。

 

ただ、腕にごっつい刺青が入っているのでそっちの方が気になった。。

 

話が飛んで申し訳ないが、

僕は 男性は(日本人は特に)

女性に "恥じらい" を持って欲しい生き物だと思っている。

 これを僕が悟ったのは、幼稚園の時だった。

僕は当時 通っている幼稚園の 仲の良い友達の妹さんが好きだった。

 

そして今のコンプライアンス優先の世の中ではありえないが、「スカートめくり」が、当時 僕の大マイブームだった。

友達と 一緒に遊びに来た妹さんのスカートを

手を替え品を替え、めくっていた。

しまいには、割り箸と輪ゴムで手作りのマジックハンドをわざわざ作って、それでまくっていた。

めくりながら、まだ幼く アホな僕は、

「こんなドキドキして楽しいものが

 この世の中にあったのか?!」

と本当にハマっていた。

だが、、、!!!

彼女は最初は可愛く嫌がっていてくれたのだが

本当に嫌だったのだろう。

 

ある日急に、 無  になった。。

 

何をしても

「で、なに? で、どうするの? それで?」

と言う反応を発明したのだ。

 

僕は驚愕した!!

 

全然楽しくない!!

それどころか。。女の子。。ちょっと怖い。。

 

と思いながら、僕はその時 "気づいたのだ"

 

あぁ…僕は。。恥じらう女性に興奮していたんだなぁ。。 さあ どうぞ!? と言われるとなんてつまらないんだろう。。

もはや 何か悲しい。。

僕は、、もう、、

"恥じらって貰う" という楽しみを、彼女に一生して貰えなくなってしまったのだ。。手放してしまったのだ。。

あぁ。。何と言う虚無感だろう。、と

 

何か真理をひとつ掴んだ 幼少期を思い出していた。。(この経験により 小学校で流行った時 僕は見向きもしなかった)

 

話はだいぶ逸れたが、結局女性があけっぴろげだと、「そういうもんかぁ。」とこちらも受け入れてしまうのだという話です 笑

 

大部屋には 北欧の大柄な白人女性が、2人ほど泊まっている。

フロントのすぐ外の 宿の入り口のある 軒下の共用スペースで、みんな一緒にお酒を飲んだり話したりもする。 

その時も「ガハハハ!!」とやっぱり豪快だ 

(もはや焼酎の大五郎が似合いそう)

 

それどころか、旅慣れすぎているのか。

少し 旅ズレ している様に見えた。

きっと大部屋ドミトリーでも豪快に過ごしているのだろう。

アイリーンが心配して 僕に廊下を進めたわけも何となく分かった。

 

アイリーンは親切だ。

 

マレーシアには公衆電話は無いので、

カヤックツアーを予約する際に 電話ができず困って相談すると、自分の携帯電話を貸してくれたり、泳ぎに行くと言うと、1日一枚だけ無料のはずのバスタオルも、追加料金無しで、

「これいるでしょ?」と渡してくれる。

年はそんなに離れていないのに、親切すぎて、お母さんみたいだった。

(それだけ僕が旅慣れて無いのが分かったので心配だったのだろう。)

 

僕は数日過ごすだけで、アイリーンの事が大好きになっていた。

 

旦那さんのサムもとても優しい良い男だった。

初めて会ったのは、シャワールームから これまたバスタオル一枚で出てきた大男が「サム」だった。サモア出身のお相撲さんの様な 懐の広そうなおおきな男性だった。

宿を出てすぐの24時間営業の食堂に 大体いつも友人といて、挨拶は向こうからしてくれた。

彼らはフロント横の部屋を自分たちの家としている 住み込みでの宿経営だった。

 

宿にも主人にも恵まれて、僕はランカウイ島を満喫していた。

 

そんな僕は夕方はいつも決まっていく所があった。

それはビーチの歩道にあるベンチだった。

砂浜のチェアーはゆったり寝そべれたが、

有料で150円かかるので "勿体無い" と借りなかった。

(もはや150円を高いな!と感じるくらい金銭感覚は日本とはズレ始めていた 笑)

 

一番安いお店を見つけビールを買い、屋台でつまみを買って いつも海の向こうの島に沈む夕日を眺めて一杯やっていた。

いつも同じ所にいるので、他の観光客も名物扱いして話しかけてきたりした。

 

僕はこの場所が本当に大好きだった。

 

刻々と色を変えていく景色、太陽、海。

それに染められていくひとたち。

 

それらを眺めながらぼんやりと、色々なことを考えた。

その時間はとても心地よく、もうずっとここに居ようかと本気で思ったくらいだった。

 

ある日ちょっと疲れが溜まっていて、

今日は早めに休もうかと思い。

明るいうちに一杯やっていた。

 

するとビーチや海に直通できる 高級コテージから、真っ白なビキニに身を包んだ

東南アジア系の小柄な美しい女性が 素晴らしく綺麗なウォーキングで僕の横をすり抜けて、海へ歩いて行った。

抜群のプロポーションで愛らしい顔。

小麦色の 水を全て弾きそうな健康的な肌。。

 

マレーシア版の「セックス&シティ」の撮影が始まったのか??

と思うくらいゴージャスな "映画の一場面" だった。

 

僕はビールを飲むのも忘れて、美しいクロールで沖へ泳いでいく彼女を見つめていた。

天使に続いて、人魚に逢ってしまった。。と。

 

やがてしばらく泳ぐと彼女はまた、美しさを全て表現するかの様に 海から上がってきた。

 

そしてまた 僕の横をすり抜けて行った。

 

僕にはこの人魚を捕まえる勇気は一切ないので、後ろ姿がコテージへ消えるまでずっと見ていた。

 

しかし、世の中には色々な女性がいるものである。そして色々な男性もいる。

 

日本では経験できない出会いや、発見がこの場所にいるだけでも勝手に向こうからやって来る。

 

心が動くし、感動もする。

 

 世界は広い!!

 

本当に世界は広いのだ。

僕はいまさらその事を自覚していた。

 

やがて宿に帰った僕は、予約している明日のカヤックツアーの為の準備を始めた。

ランカウイで唯一 日本人インストラクターが連れて行ってくれるツアーである。

 

明日は 一体どんな出会いがあるのか?

楽しみにしながら僕は 布で仕切られたベッドで いつものように眠りついた。。

 

続く

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↑  150円のチェアー達

 

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↑  遊泳ゾーン

 

 

次話

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