猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

2022-01-01から1年間の記事一覧

バンコクの不思議なバス

第127話 バンコクの不思議なバス 前を向いて歩き出した僕は、すぐにオンヌット駅に着いた。 階段下で、今日も盲目の女性がカラオケを口パクで、歌っている。 彼女の側の缶に、そっと小銭を全て入れた。 この街への感謝も込めて、それが この街への僕なり…

河岸替えの日と 揺れるこころ

第126話 河岸替えの日と 揺れるこころ 今日は日本人宿のハシゴの日だ。 なかなかの河岸替えである 笑 「宿にあれば、誰かが使うので ^_^ 」 そうオーナーさんに言われたので、 「地球の歩き方 東南アジア編」等、日本から持ってきたは良いが、もう使わな…

タイの女神と 気持ちのいい男たち

第125話 タイの女神と 気持ちのいい男たち LINEを送った後、外国にいる僕から すぐに電話がかかってくるとは思わず、 中条は少し驚いていたようだった。 だが、アジアにいる僕からの電話に 喜んでくれた彼女に、僕は、 「ワタクシはこれから、どこに向か…

深夜の途中下車

第124話 深夜の途中下車 「深夜特急」の第二巻、 マレー半島・シンガポール編を 途中まで読んだ僕は、宿から外に出る事にした。 まだ上級旅行者ではない僕は、よく考えるとこの街をまだよく知らない。 何度もバンコクに来ている彼女とは違い、タイ初心者…

日本人宿で出会った「旅人たち」

第123話 日本人宿で出会った「旅人たち」 ワクワクランチを食べ終わった僕は、 一旦、モールの向かいの宿に戻る事にした。 道路を挟んだ 向かいに宿があるのだが、相変わらず 信号や横断歩道などというものは無く、車は途切れない。。 僕は昨日、一体化し…

タイ・バンコクの外食事情

第122話 タイ・バンコクの外食事情 マッサージ屋さんで、国と言葉の壁を乗り越えた僕は、ご飯を食べに行くことにした。 一緒の感情を経験したり、ふっと 気が通じると、 通じないはずの言葉が、綺麗に通じる事が相変わらず不思議だが、それが人間の底力な…

オナラには、国の壁と腹筋を崩壊させる力があるらしい。

第121話 オナラには、国の壁と腹筋を崩壊させる力があるらしい。 今日は、宿のオーナーさんオススメの、 タイマッサージ屋さんに行く事にした。 今朝、挨拶をしたが、お互い大人なので、改めて昨日の事を話題に出す事もなく、 少し気を遣いながらも、オー…

タイの犬 噛まれあるあると、酔っ払いあるある

第120話 タイの犬 噛まれあるあると、酔っ払いあるある タクシーを宿の目の前の、例の巨大モールで止め、ATMで タイバーツを下ろした僕は、三上さんと、色々なビールと、ツマミを買うことにした。 ここは、2階が 巨大スーパーになっているので、何でも揃…

タイの関所と 生レバー

第119話 タイの関所と 生レバー 久しぶりに日本人だけの空間に入ったので、日本人だらけに感じたが、 実際は、宿泊者らしき人が3人、オーナーさんらしき人が 一人いるだけだった。 しかし、こんなに多くの日本人をいっぺんに見るのは、日本以来 一か月半…

日本人だらけの不思議なバンコク

第118話 日本人だらけの不思議なバンコク パヤタイ駅で大恥をかいた僕は、改札から一番端まで、逃げ延びていた。 ここまでくれば、僕の失態を見た人はあまりいないはずだからだ 笑 先頭車両から、電車に乗り込む事にする。 不思議な事に、改札を入ると す…

バンコクの改札 引っ掛け問題

第117話 バンコクの改札 引っ掛け問題 電車のマークを追って行き、到着した改札から、バンコクの鉄道に乗る前に、 最初に連絡した日本人宿のオーナーさんからメールが来ていた。 ドミトリーではなく、シングルルームで、 扇風機はあるが、なんと、クーラ…

人生初の タイとクアイテ

第116話 人生初の タイとクアイテ 晴れ渡る空を、気持ち良さそうに飛んでいた飛行機は、 時間通りにバンコクのスワンナプーム国際空港に着陸した。 隣のご夫婦は、降りる際にも 満面の笑顔で会釈してくれた。 多少の罪悪感を感じながらも僕は、 「ハバァ …

僕が見た ハノイとベトナム

第115話 僕が見た ハノイとベトナム ベトナムの "首都" であるはずなのに、何か おっとりとした、田舎の風情のある都市。 それが僕にとっての、ハノイの印象であった。 ハノイは、ベトナムのほぼ最北端である。 北に行くともう中国。もう中国なのである。…

いい日旅立ち ~桜とテロリスト~

第114話 いい日旅立ち~桜とテロリスト~ 不思議なもので、携帯でかけておいたアラームの、1時間前に 僕はパッチリと目が覚めた。 少し心配していたのだが、全く問題なく、僕の心は昨日のままで、エネルギーに満ち溢れている。 そして、旅立ちの朝は不思議…