猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

水上人形劇場へ 急げ!!

 

キャラメルに 銀歯を軽く持って行かれた僕は 

もうお土産のキャラメルを買う気は 100% 無くなっていた 笑

 

ココナッツキャラメル自体は 美味しかった。

キャラメルは全然悪くないのだが、、

味どころでは無くなり、キャラメルにも申し訳ない事になった。

 

キャラメル工場見学が終わり、どこかに行っていたニャンさんも合流し 次の場所へ。

皆、手漕ぎ舟に戻り、さらに川の支流を進む。

 

着いた先で、降りると民家に出た。

「ここでお茶をシマス。住民の方が

 カンゲイの宴を開いてくれマス

 民謡や、ガッキで演奏してクレマス」

と笑顔で言って、ニャンさんは、また猫みたいに消えた。

「凄いガイドさんだ 笑」

と岡林さんと僕は もう爆笑していた。

ツアー会社前で「ガンバリマス」と言っていた彼はどこに行ったのだろう?

 

お茶を頂きながら、住民の方の歌が始まる。

5人程いる親戚であろうおじさん達は ベトナムの楽器とギター等で演奏してくれる。。が。

 

明らかに「普通の親戚の集まり」というレベルの演奏と歌声だった。。

僕と岡林さんは、申し訳ないが。。

「ちょ、ちょっとこれは。。笑」

と笑いを堪えるのに必死だった。

演奏のおじさんの内、2人くらいは

 何でこんな事をやらされてるんだ?

という感じで明らかにやる気がない。

 

それを見て、僕はニャンさんの事もあり

ランカウイのペンギンに続いて また

「やる気のないシリーズ」が始まったと話し、

岡林さんと笑ってしまった。

 

最後にチップを要求されたが

すでにツアーとしてお金を払っているはずなので、「ごめんなさい🙏」とお断りした。

 

他の観光客も苦笑いをしていた。。

が、誰も怒る人はいない…和やかなツアーだ

 

(最後にこれとは…凄いツアーだなぁ。。)

 

と僕は逆に満足していた。

 

トイレに行くと、Wi-Fiのアンテナがたったので

トイレのある建物の横を見ると、ニャン氏が、今度はハンモックで完全に熟睡していた。

 

もう、何か、お腹がいっぱいになった僕は

 

「あの猫(ニャン)さん

 ついに昼寝してますよ?」

 

と岡林さんに報告すると、岡林さんも、

「も、もう…や、やめて。。」

と、泣くほど笑っていた。

 

意外な事で 意外と楽しめた僕らは、なんだかさらに仲良くなり、帰りのバスに乗り込んだ。

 

色々気になる事はあったが、日本語ツアーのいい所は、少し割高でも、こう言う日本の方との交流が持てるところだ。

出会いは色々あっても、孤独な一人旅である。

数週間に一度くらい、やっぱり日本の方と日本語で話すと、安心すると言うか、デトックスになる。

 

バスは道を走り出した。

最初は順調だったが、徐々に混み始め。。

ついに、ベトナム特有の渋滞に巻き込まれた。

 

いくら「最強」である観光バスといえども、流石に渋滞ではどうしようも無い。 僕は、

(やばいなぁ。。水上人形劇間に合うかなぁ)

と気が気じゃなかった。

 

バスはだいぶ遅れて、18:00にツアー会社の前に着いた。

岡林さんとゆっくり話したかったが、LINEを交換して、すぐさまチケットを貰い

「水上人形劇場」へ出発した。

(何故、この後の時間の

  公演にしなかったんだ!)

と、渋滞の可能性を考えなかった迂闊な自分を呪いながら。

とりあえずまだ間に合うはずだと、僕は早足で歩き始めた。

昼間に移動すると、暑過ぎて、途中で涼みながら歩かないといけないので 時間がかかるが、夕方以降は 涼しいので直行できる。

劇場は、ホーチミンさんのいる人民広場のすぐ近くにある。

ここで僕は すぐ横を通り過ぎるタクシーを見て、タクシーに乗る事にした。

道は空いていたし、空港からのタクシーが宿にしっかり届けてくれたので、その方が良いと判断したのだ。

 

タクシーを止めて、乗り込む。

劇場の地図とチケットを見せると

「OK」と言ってタクシーは走り出した。

幸い いつも通りここいらの道は混んではいるが、大渋滞と言う程ではない。

 

タクシーは、、止まり、進み、止まり進む。

そして、何故か何も無いところで停車した。

 

「どうしたんだ?劇場はどこです?」

と聞くと、

 この通りのどこかだ。歩けばすぐだ。

と言われた。

「いやいや、ちゃんと送ってくれよ」

と言うと、

 すぐ近くなはずだが

 正確な場所はわからない

 確かここを向こうに行ったところに

 あるはずなんだが。。

僕はGoogleマップ先生を、開いた。

するとだいぶ行き過ぎている。

 

「通り過ぎているから、Uターンして戻ってくれ!」

 

 悪いがそれは出来ない。

 ここはUターン禁止の一方通行だ。

 

たしかに一方通行だ。。

 

大回りしていて、また渋滞にでも引っ掛かったら、より遅くなる。

 

時間はあと7分程だ。

 

「もういい。。歩くから」

 

と料金を払い車を降りた。

 

タクシーを信用して、Googleマップを開いておかなかった事を悔やんだが、後の祭りだ。

 

僕は道を、マップの南側の水上人形劇場に向けて歩き出した。

降ろされたところは、ホーチミンさんのいる人民総合庁舎の裏のところで、次の交差点まで結構歩く。

交差点に着くと、このブロックに劇場があるはずだが、広大な鉄柵で仕切られた公園のようになっているので、入口を間違えると、間に合わなさそうだ。

僕は左手に曲がって入口を探すか、このまま真っ直ぐ行って入り口を探すか迷った末に、人に聞く事にした。

歩いている男性を呼び止め、チケットを見せて、入り口がどこか聞いてみた。

彼は「うーん」と見ていてくれたが、

こっちを見ていた、バイクタクシーの怪しいおっさんが、タバコを吸いながら

「そのチケット貸してみな」と僕のチケットを彼から奪い取り。「ハーン!」と言ってから、

「ここは遠いな!よし、

 バイクの後ろに乗りな!!」

とバイクの後ろを指さした。

 

僕は (アホか?!すぐそこやんけ!?)と思い

「なめんな!おっさん! ノーサンキュー!!」

と言ってチケットを奪い返した。

 

実は、ホーチミン市の、怪しいおじさんのバイタクは評判が悪い。怪しいお店へ案内して、マージンをもらったり、ぼったくりだったりと、ロクな話を聞かない。

乗るなら、断然 grabのアプリで呼んだ方が良いと聞いていたが「その通りだ」と確信した。

 

僕は、タクシーから、いや…今日はニャンさんから始まって、奥歯外れるわ、色々と一気に攻めてきたので、もはや笑っていた。

笑いながら、交差点から直進した。

 

(もう、逆に 辿り着かない方が面白い!!)

 

幸い交差点から、4分程で、劇場に着いた。

 べつに、後日また見にきても良いや。

と思っていたが、スタッフさんにチケットを見せると、上手いこと勝手口のような所から、前の方のいい席に案内してくれた。

 

人形劇は、もう始まっていたが色々な話をオムニバスでやるようで、全く問題無かった。

 

人形劇は、茶色い水の中から人形が出てきたり、人形が水の上で所狭しと、まるで生きているかのように動き回る。

舞台の両サイドで、楽器と唄の生演奏で、物語は進んでいく。

「神話」や「民話」を元にしているようで、内容は、わかりやすいので、歌の歌詞が分からなくても、よく理解できる。

 

 素晴らしかった!!!!

 

写真は撮っても良いと事だったので、動画と写真を撮らせて貰った。

 

最後に人形達を操作していた方達が、水の舞台の前に出てきて、挨拶してくれる。

僕は スタンディングオベーションをしていた。

それほど感動したのだ。

 

今日は色々あったが、本当にいい終わりになった!と 僕は感動の余韻に浸りながら、宿まで歩く事にした。

 

久しぶりに 芝居をしたい 欲求を感じた。

いい作品を見るといつも湧き上がる感情だ。

 

夜空を見上げて、ベトナムの涼しい風に吹かれ 僕は頭の中の思考を楽しむ様に、ゆったり宿へと歩いていた。

 

続く

 


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↑ 「住民が歓迎の演奏!」

 というツアーの一環だが

 見る方もやる方も、ちょっと。。

 

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↑ 素晴らしい水上人形劇

     感動のせいか、ワタクシ顔が変…。