猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

友人と周る ハノイ 2日目

 

買い物を終えた上田と 無事合流した僕は、彼女が腹ペコだというので、早めの夕飯を食べる事にした。

 

彼女が行ってみたい店があるというので、僕は例の如く彼女に任せる。

よく考えたら、優秀な日本人ガイドが来てくれて、案内してくれる様なものだと気がついたのだ。

下調べをちゃんとしてくれている彼女に感謝しつつ、場所の特定だけは、僕が仕事をした。

 

考えてみると、僕もハノイに関しては、彼女の1日先輩であるに過ぎず、彼女の方が 下調べをちゃんとしている分、僕より優秀な旅人であるはずなのだ。

 

上田がお金を下ろしたいというので、先にATMに向かう。

日本では、あり得ないが、ベトナムのATMは、剥き出しのことがよくある。

日本の様に、屋内とか、小部屋のガラスの自動ドアの先にあるのでは無く、一応濡れない所に設置されているが、自販機の様にドンと置いてある。コンビニも、店内では無く店頭にドンと置いてある。

 セキュリティ的に大丈夫なのだろうか…?

と思うし、やはり外置きなのでだいぶ傷んでいることが多い。。

 

そして、僕もそうだったが、外国のATMでクレジットカードでお金を下ろすのは、結構ドキドキだ。

「え〜と、これでおろせるの?」

と剥き出しのATMを見ながら、上田も少し不安そうだ。

(ああ、旅の最初の頃の自分を見ている様だ…)

空港の時の僕ほど酷くは無いのだが、気持ちが痛いほど分かる。

しばらく待っていると

「なんか下ろせないみたい。。」

と帰ってきた。

「途中まで、俺がやろうか?

 暗証番号の所だけ 後ろ向いてるから」

と言うと、

「このATMが、私のクレジットカード会社に

 対応して無いみたい。。」

と言うので、お金は、多めにおろしていた僕が出す事にし、明日お金を下ろしたら、渡してもらう事にした。

「日本に 俺が帰った時に

 日本円で返してくれても良いよ 笑」

 

と一応言ってみたが、彼女は

「明日買いたいものもあるから、

 明日おろして返すね。 ありがとう!」

と明日返してもらう事になった。

 

正直僕は、

(まだ何か買うんだ。。

 スゴいな… 女子とベトナム 笑)

ともう笑ってしまったが、それくらいベトナムでのショッピングは魅力的なのだろう。

 

彼女が見つけてくれていたお店は、庶民的なお店で、扉などない路面店で、歩道にもテーブルが出ている。

だが、地元の人達が並んで待っているほどの人気店であった。

 

僕はベトナム人が並んでいるのは、空港のイミグレーションでしか見た事がなかったので、結構面白かった。

「ここはフォーがめっちゃ美味しい、

 隠れ家的なお店なんだって〜」

と上田が教えてくれる。

たしかに地元の人が並ぶくらいだから、本当に美味しいのだろう。 しかし、凄いリサーチ力だ!!

 

少し待っただけで、僕と彼女はお客さんでごった返す店内の小さなテーブルに案内してもらった。

注文も彼女に任せる。

色々と勉強家の上田は、必要最低限のベトナム語を、ちゃんと覚えてきていて、果敢にも ベトナム語での注文に挑戦していた。

(うーん。。前から思っていたが、上田は

 やっぱり努力家だし、頭がいいなぁ。。)

と日本で会うよりも、上田の一面が より垣間見える。

 

(やはり日本以外で、友人と会うと面白いな…)

そんな事を考えながら、フォーをすする。

 

一口スープを飲んだが、確かにうまい!!

僕はあっという間にフォーを食べきってしまった。

だが、向かいを見ると、彼女はまだ半分も食べていない。

「ごめんね〜、ちょっと待って〜」

と言われて

(しまった!!ジェントルマサミ 一生の不覚…

 美味しすぎて、彼女のペースを考えずに

 自分だけ 一気に食べてしまった。。)

 

ここまで、あまり人と食卓を囲む事なく、気儘に「孤食」を続けて来たせいで、自分のペースだけで食べるという習慣が、いつの間にか身体に染み付いていた事に気付いた。

 

僕はすぐに

「全然 大丈夫だよ〜 汗

 ゆっくり食べてね。あ、そうだ!

 ビールでも飲んでるからさ。」

と店員にビールを頼み、それを飲んで誤魔化す事にした。

 

しかし、日本ではあまり意識しない 彼女の一面に、

「ふふっ、色々気付かされるな…」

などとカッコつけていたくせに、

旅の間に身についた、自分のクセの様なものに逆に気付かされて、僕は赤面していた。

 

それに気付いたのか

「どうしたの? づま。顔赤いよ?」

上田が心配してくれたが、僕は

「いやぁ…? 酔ったのかな? 笑」

と誤魔化すしかなかった。

 

とにかくフォーを食べた僕たちは、昨日楽しかった、歩行者天国へと向かう。

露天も多いが、今日も相変わらず、色々な出し物がやっている。

 

本格的に、照明を入れて、美しい民族衣装の様なものを着て、舞踊を披露している集団もいる。

煌びやかに踊る女性たちの前に、これまた着飾った男性がいて、何故か 火をつけた棒をお客さんに渡していく。。 何かの魔除けだろうか?

そして、彼が渡す火は かなり炎が大きい…

面白いが、お客さんが心配になる。

 

そして、中でも素晴らしかったのは、ヴァイオリンで路上ライブをやっているパフォーマー集団だった。

やはり、路上と言う事もあり、何かノリが違う! めちゃくちゃカッコいい!!

夜空の下で聞く、アップテンポのヴァイオリンは、物凄くポップだ!

僕らも、大興奮して、ノリノリだった!

お酒を片手に、大喝采を送る。

 

そのまま色々話しながら、ハノイっ子の憩いの場になっているであろう、池に向かう。

 

ここは、僕の最初の宿から3分ほどにある、深夜でも人がいる場所で、貸しセグウェイ屋がいるのか、セグウェイに乗って遊んでいる人も多いし、パフォーマーもいる。

 

しばらく見ていたが、ちょっとしんどい自分がいた。

やはり、今日は意図せず、蟻に早朝に叩き起こされ、かなりの炎天下を歩き、床屋に行き、宿を移動し、昼寝もしてない事もあり、かなり疲れていた。

 

しかも、夜で気温は下がっているとはいえ、やはり暑い。。

「ちょっと、クーラー効いてる所で、

 少し 座らない?」

と提案し、その池の目の前にある、飲食店が各階に入っている、大きな建物に入る事にした。

ここは4階建てで、各フロアーに店が入っているが、3階にある " ベトナムサイゼリア?" と言う感じの店に入る事にした。

窓際の席にしてもらい、下の池を見下ろしながらゆったりと出来た。

 

色々話し、明日は 昼過ぎから遊ぼうという事になり、夜も遅いので、彼女を宿まで送り、僕は自分の宿へ戻った。

流石に今日は色々ありすぎて、かなり疲れていた。。

 

宿といえば、夜は明かりがついているので、

逆に暗黒路地は 明るくなっていたし、流石に民家の全開ドアも閉まっていた。

 夜の方が、逆にプレッシャー少ないな この宿…

そう思いながら、カードキーで玄関のガラス扉を開け、自分の部屋へ戻った僕は、

クーラーをつけた後すぐに、シャワーも浴びずに、ベッドに倒れるように寝てしまった。。

 

そして僕は夢さえ見ない程、泥の様に眠りこけていた。

 

つづく



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動画 「ハノイの路上舞踊パフォーマンス」

https://m.youtube.com/watch?v=B8TI6Ur1WPg

 

 

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↑ 陽気に並ぶ僕と 混み合う店内


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↑ バカうまな「フォー!」と

 付け合わせの揚げパン


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歩行者天国には、露天も多い。

 

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↑ 池の前。 イベント期間だったのか

 モニュメントもあった。