猫好き俳優 東正実の またたび☆

俳優 東正実の東南アジア旅

カンボジア シェムリアップ編

ハノイの空港は夜

第95話 ハノイの空港は夜 午後9時50分、順調に飛び 時間通りについた飛行機から、ベトナムの首都 ハノイのノイバイ国際空港に僕は降り立った。 ついに人生で初再訪の国、ベトナムに戻ってきたのだ。 物価の相場も、どんな感じかも、共産主義かも、右車…

僕が見た シェムリアップとカンボジア

第94話 僕が見た シェムリアップとカンボジア 乾いた赤土の大地 それが僕のカンボジアの印象でもある。 シェムリアップは、自然に囲まれた、田舎の観光地という印象だ。 遺跡だけではなく、カンボジアの田舎も堪能できるので、のんびりしてて僕は好きだ。 …

さらば いとしのカンボジア

第93話 さらば いとしのカンボジア その日も素晴らしい天気だった。 昼前まで寝ていた僕は ベッドから体を起こし (そうか、今日で最後か…) と呟いていた。 少し寂しいが、ついにカンボジアを去る日がやってきた。 色々事件は起きるが、遺跡を周らないと…

川沿いで鷺に遭遇する

第92話 川沿いで鷺に遭遇する エアメールを書き上げた僕は、最初に届けたエアメールに喜んでくれた シャイナさんから頂いたアイスコーヒーを飲み切り、早速 郵便局へ行く事にした。 Googleマップ先生で調べると、南側の川の手前に、郵便局があると言う。 …

手渡しのエアメール

第91話 手渡しのエアメール 気持ちのいい朝を迎えた僕は、今日は アンコール・ワットで、少年時代の僕を思い出させてくれた少年から買ったポストカードで、日本の大切な人達に手紙を書く事にした。 朝起きて、シャワーを浴びた僕は、朝ごはんは昨日見つけ…

「遺跡はもう充分」と言う謎の境地に至る

第90話 「遺跡はもう充分」と言う謎の境地に至る 朝起きた僕は、ベッドの上で寝ぐせをつけたまま、ボーっとしていた。。 三日間の遺跡周りを終えてしまった僕には、今日 特にやる事が無い。 (うーん。。どうしたものか…?) 僕は昨日、ジェイクとパブから…

アンコール・ワットには "思い" を置いてくる。

第89話 アンコール・ワットには "思い" を置いてくる。 参道を抜けた僕は、ついにアンコール・ワットの、内部に足を踏み入れる。 この遺跡は今までの遺跡とは、規模が違う! とてつもなく巨大で、しっかりした建物 である! 今まで遺跡は 内部を見るもので…

ついに 幻の遺跡を発見!!

第88話 ついに 幻の遺跡を発見!! バイヨンから北に真っ直ぐ伸びる道を、さらに進むと北西にある 象のテラスを抜けて、さらにもう一つ遺跡を周り、王のテラスをささっと見て、僕は駐車場に戻った。 もう十分見たな…遺跡。とも思ったのである。 駐車場に戻…

知らない遺跡の事は 右から左へ受け流す

第87話 知らない遺跡の事は 右から左へ受け流す ジェイクに急かされて乗ったトゥクトゥクは、アンコール・トムの南大門を抜けてすぐ、 予想通り、次の駐車場に "すぐに" 着いた ここはアンコール・トム内部の大きな駐車場で、ここにバイヨン寺院があるはず…

遺跡周り3日目の 過酷さと楽しさ。

第86話 遺跡周り3日目の 過酷さと楽しさ。 客席に斜め掛けしたハンモックで、呑気にイビキをかいていたジェイクをたたき起こした後、アンコールワットのすぐそばの小さな食堂で、僕はかなり早めの朝食を食べていた。 腕時計を見ると まだ6時にもなってい…

アンコールワット アンコール!!

第85話 アンコールワット アンコール!! 午前四時。。シェムリアップの宿のベッドから這い出た僕は、寝ぼけ眼の全く機能していない頭のまま、宿の玄関に向かった。。 ロビーで待っていてくれていたジェイクと合流し、宿の玄関を開けると外は真っ暗だ。 そ…

地元のパブストリートを通訳付きで行く

第84話 地元のパブストリートを通訳付きで行く 「呑みに行こう」と約束はしたものの… 2日目の「ベンメリア」散策の後、次の日が早起き(4時起き)だった事もあり 2日目は止めて、3日目の夜に打ち上げも兼ねて、僕とジェイクは 地元のパブストリートに…

ハンモックに揺られ 心も揺れる。

第83話 ハンモックに揺られ 心も揺れる ラピュタから " 無事に" 帰ってこられた僕らは、それを祝うために昼食を取りにレストランに向かっていた。 ジェイクが連れて行ってくれた お洒落なレストランに着き、美味しそうなグリーンカレーを注文する。 ここも…

究極の焼き飯とトリスープ

第82話 究極の焼き飯とトリスープ それはある日、遅めの朝食を摂ろうと宿を出て、大通りに着いた時のことだった。 宿から2回左折をすると1分かからず大通りに出る。その角に、いつも繁盛している店があった。 ぼくはこの旅に出て、数々のお店に行き、それ…

天空の城ラピュタへ

第81話 天空の城ラピュタへ 遺跡の旅は続く…。 そしてついに僕は 「ラピュタ」へと向かっている。 龍の巣に気をつけなければ!! 相変わらず素晴らしく気持ちのいい景色を見ながら、トゥクトゥクは、赤茶けた大地と道を走っていく。 僕は空の向こうに見え…

カンボジアの大地と地雷

第80話 カンボジアの大地と地雷 今日はついに ベンメリアに行く。 朝が早いので 仕方無く宿のモーニングを食べていた。 普通だなぁ。。うん。普通だ。 と思いながら、山盛りのフルーツを隣で 嬉しそうに頬張っている宿泊者を見ながら、フルーツがあまり得…

究極の生ビール

第79話 究極の生ビール 宿に無事帰り、お腹もすいていた僕が 「近くに良い店は無いか?」と店主に聞くと 観光客向けの有名な "パブストリート" があると教えてくれた。 Googleマップで調べたところ、宿からは 徒歩で12、3分くらいだ。 僕が「歩いていく…

遺跡の人々

第78話 遺跡の人々 名も知らぬ遺跡へのアプローチは続く。 だが、すぐに 次の遺跡に着く。 さすが ”スモールツアー” だ。 (ギュッと近場で周るんだなぁ。) と思いながら、座っていると、トゥクトゥクはこじんまりとした遺跡の前で止まった。 ジェイクに…

天地のキャンバス

第77話 天地のキャンバス 名も知らぬ遺跡の、門や壁のレリーフを見て周り、真ん中にあった祭壇に、祈りを捧げた。 初めての遺跡を一通り回った僕は正直 うーん。。こんな感じなんだなぁ。 と特に感動はしていなかった。 理由は、まったく知らない遺跡だっ…

究極のガソリンスタンド

第76話 究極のガソリンスタンド 早速ジェイクに乗せてもらって、遺跡に向かう。「スモール ツアー」とやらに出発である! 市街を抜けると、ジェイクのトゥクトゥクは、またしても一本道をひた走る。 いきなり遺跡には行かない。その理由は、ある場所に着い…

ゴムゴムのトウモコロシ。

第75話 ゴムゴムのトウモコロシ。 パブの2階に上がり、外がよく見える席に座っていいかを聞き、そのスタッフに、いつものようにすぐにビールを頼んだ。 彼はすぐに、よく冷えた瓶ビールを持ってきてくれた。メニューを見ると、とうもろこしの揚げ物がある…

遂に遺跡の街 シェムリアップに到着

第74話 遂に遺跡の街 シェムリアップに到着 飛行機は順調に飛び、まだ明るい内に、シェムリアップの上空に達していた。 飛行機の中で、通路側の席から地上が見れないか?と思って試行錯誤してみたが、無理だった 笑 もう、睨めっこで笑ってしまった時点で…